恋愛感情と執着の違いとは手放す上で効果的な方法
執着を手放す方法と恋愛感情との違いのページ内容
恋愛の中で苦しんでしまう方も多い
「執着」をテーマにお話をしていきます。
実際に誰かを好きになれば
少なからず執着は発生するものですが、
それが強くなりすぎたりコントロールできなくなると
メンタルにも関係性にもダメージを与えてしまうもの。
そこで今回は、執着しやすい人の特徴、
恋愛感情との違いや見極め方、
執着を手放す方法などをお伝えしますので、
ぜひ参考にしてみてくださいね!
執着しやすい人の特徴と心理
誰かを好きになって求めている以上、
どんな形の恋愛であっても
多少の執着はほぼ必ず発生するもの。
ですが、執着心は強くなればなるほど
- 相手に負担や不満を与えてしまう
- 自分側の不安や焦りが強くなる
- 余裕がなくなり自分本位になる
などのマイナス要素も増えてしまいます。
そこでまずは、
執着に繋がっていく要因はどこにあるのかを
しっかりと理解していきましょう!
自分自身や恋愛に対して自信がない
執着をしてしまう一番の原因は、
「自信のなさ」や「コンプレックス」といった
自己肯定感の低さです。
自信がないからこそ
- 相手に必要とされていたい
- 他の人に目を向けないでほしい
- 誰かに取られたらどうしよう
などの心理が必要以上に働いてしまい
その心理を払拭するために
彼自身や相手の気持ちを過剰に求めてしまうことで
執着が更に強くなっていきます。
感情的になったりネガティブになりやすい
気持ちの浮き沈みが激しかったり、
メンタル的に不安定になることが多い人は、
依存や執着をしやすいという傾向があります。
理由としては
- 分かってほしいという心理が強くなりすぎる
- 不安から相手に様々なことを求めてしまう
などといった動きが増えてしまい
そこから自分の気持ちが願望が
満たされない環境が多くなってくることで、
相手ありきの「自立できていない状態」になっていくからです。
特に女性の恋愛では
ここから執着に繋がっているケースが非常に多いので、
それも頭の片隅に入れておいてくださいね!
人からの印象や見られ方を必要以上に気にする
誰かを好きになった以上
- 嫌われたくない
- もっと好かれたい
などと思うことは自然なことなのですが
それが行き過ぎてしまい、
「どう思われるのか」を気にして顔色を伺ったり、
断られる(否定される)ことを極端に怖がると、
実はそれだけでも執着は強くなっていきます。
もちろん多少なりは気にすべきポイントですが、
必要以上に相手の目を気にして
「自分自身を縛り過ぎてしまう」というのも、
恋愛ではリスクになることは覚えておきましょう!
自分から決断や行動をするのが苦手
これは女性に多く見られる特徴ですが、
恋愛においての決断や行動、展開作りを
自ら行えないという人は、
相手に執着や依存をしてしまいがちです。
例えば
- 連絡や会う等の接点を作るための努力
- お誘いや告白などの展開を作る動き
- 印象を変えるための自分磨きや自己改革
などといったものにも言えるのですが
この部分を
相手任せで考えていたり、
自分のためと思って率先して動けないとなると、
やはり相手側に委ねる要素が大きくなってしまいます。
その結果として
「求めているのに手に入らない」という状況が生まれ、
そこから執着に繋がってしまうケースが多いので、
こういった特徴がある人も注意が必要です。
責任や問題を誰かのせいにしてしまう
恋愛相談の中では
「問題を相手のせいにしている」
といった事例が本当に多くあります。
一例を挙げると
- もっと連絡をくれれば安心できるのに
- あんなことを言われなければ怒らなかったのに
- ちゃんと愛情表現をしてくれれば頑張るのに
などといったものになるのですが
こういった考えを持っている人というのは、
「相手が悪い」や「彼のせいで上手くいかなかった」など
責任を丸投げした結果「納得がいかない」という心理が強くなるため、
そこから執着が生まれてきてしまいます。
問題を誰かや何かのせいにしてしまうと、
どうしても「たられば」を考えることになってしまうため、
こういった考え方が癖になっている人は
日頃から気をつけておくことが大切ですよ!
理想や完璧を求めてしまいがち
実は恋愛で執着をしてしまう人というのは、
男性女性共に「真面目」な人が多いという
特徴が見られます。
真面目なのは長所なのですが
- 理想を追求しすぎてしまう
- 何事にも完璧を求めてしまう
といった状況になると恋愛は上手くいかないもの。
理想や完璧を求めすぎれば、
些細な問題や取るに足らない事柄に対しても
感情的になったり動き出しが遅くなるため、
結果的に状況が悪化するリスクが高まります。
そして、またそこから更に
「思い通りにならない」と悩み始めるという
負のループから執着が生まれるケースが非常に多いので、
こういった形もあるということは覚えておきましょう。
恋愛感情との違いを見極めるポイント
それでは次に、
見極めが難しいとされる
「恋愛感情と執着の違い」についても
解説してみたいと思います。
ただ、最初に覚えておいてほしいのですが、
恋愛感情と執着心は相互作用があり、
完全に切り離せるものではないため、
どちらか一方のみということはまずありません。
実際に恋愛で大切になるのは
- 過剰な執着を手放せるようにすること
- 恋愛感情か執着かを理解できるようにすること
この二つになってくるため、
それを踏まえて読み進めてみてくださいね!
「過去」か「現在や未来」のどちらを見ているか
恋愛の中で
最も分かりやすく執着かを見極めるには、
今自分が「どの地点を見ているか」を判断すること。
というのも、すごくざっくり言ってしまうと
- 過去の状態を見ているのであれば執着
- 現在や未来を見ているのであれば恋愛感情
といった形になることがほとんどなのです。
例えばよく相談でも耳にする
「あの頃は〇〇だった」や「最初は〇〇だったのに」という話は、
過去の相手や自分の環境に対する執着メインの話であって、
今の二人の関係性の話ではありません。
また、それとは反対に
「結婚したいと思ってほしい」や
「今よりも幸せと思える環境を作りたい」という話は、
現在や未来を見据えた恋愛感情メインの話になります。
比較的簡単に見極められるポイントなので、
どちらかが分からないと感じた場合は
まずここをチェックするところから始めていきましょう!
自分の欲求や願望を最優先にしていないか
そしてもう一つ
見極めが簡単に出来るポイントが、
「誰のため」に考えているのかを判断することです。
実は恋愛の中では
- 自分のための考え
- 相手のための考え
- 二人のための考え
この三つくらいしかパターンがありません。
一つ前の項目の例を見ても分かる通り、
執着の場合は「自分中心の考え」になり、
恋愛感情の場合は「相手軸の思考」になるため、
ここから見極めていくのもオススメの方法になります。
最後の「二人のための考え」だけは
「自分のための話が二人のためにもなると思い込む」ことがあるため、
若干判断をするのが難しくはなってくるものの
ここについてもメインとなるのが
- 相手の理想や幸せに向けての考えなのか
- 自分の理想や幸せを掴むための考えなのか
で判断をすることは可能なので、
客観的な視点からチェックをしてみてくださいね!
特定の条件に固執していないか
現実問題として恋愛を見た時、
執着は相手に対してだけではなく、
特定の条件や物事に対しても発生します。
分かりやすい例としては
- 結婚できることに重きを置くのか
- 彼と一緒にいられることに重きを置くのか
これでも恋愛感情か執着かは違ってくるのです。
もちろん、本来なら細かな状況等を含めて
判断をするため一概には言い切れないものの、
上記のようなケースであれば一般的に、
結婚に重きを置くなら「結婚への執着」ですし、
一緒にいられることに重きを置くなら「彼への恋愛感情」になります。
それ以外にも
- 愛されることへの執着
- 優先してもらえることへの執着
- 連絡頻度や会う頻度に対する執着
など、様々なものにも執着は生まれるため、
一括りにせず細かく分析するのも見極めのコツですよ!
見返りや結果を前提に考えていないか
アドバイザーが実際に
恋愛感情か執着かを判断する際に
目を向けることが多いポイントとして、
「目的」という要素があります。
簡単に言ってしまうと
- 見返りや結果のために動いているのか
- 自分の損得を考えずに動いているのか
ここを見て見極めていくのです。
例えば「自分磨き」に関しても、
「魅力的だと思ってほしくて挑戦する」なら恋愛感情ですし、
「魅力的だと思ってもらえるなら頑張る」は執着になります。
本当にちょっとした違いでしかありませんが
「見返りや結果というのは自分のためのもの」になるため、
そこを前提に考えて動くというのは
相手のための行動ではありません。
もちろん自分のために動くことが悪いわけではありませんが、
特に相手や恋愛に執着している場合は
すぐに見返りや結果を求めてしまうことが増えるため、
ここも見極める上では重要なポイントですよ!
執着を手放す方法として効果的なのは?
それでは最後に、
「執着を手放す方法」についての
アドバイスを行っていきたいと思います!
念のため最初に補足をしておくと、
実際にここまでの内容では
「執着=良くないもの」といったニュアンスでの
話がメインになっていますが
厳密に言うと
執着すること自体が悪いのではなく、
執着が自分や相手に悪影響を及ぼすなら手放すべきという話なので、
執着を完全に消し去る必要は特にありません。
もっと言ってしまえば
執着には必ず理由や原因がありますし、
それが恋愛感情から来ている可能性も十分あるため、
0にするというのは難しいのです。
ただ、向き合い方や考え方一つで
執着心を薄めることや一部手放すことは可能なので、
「失くす」ではなく「緩和する」という考え方で
これから紹介する方法に挑戦してみてくださいね!
「手放す」や「捨てる」を意識しすぎない
執着を手放す方法として
まず最優先で行うべきことは、
「手放す」や「捨てる」といったことを
意識しすぎないことになります。
よく恋愛相談の中でも
- 執着を手放すために〇〇をしています
- 執着を捨てるためにはどうしたらいいですか?
といった話を耳にするのですが
執着を手放すために行動してしまえば、
「考えないようにするのは考えているのと同じ」と一緒の原理で
「執着を手放す(捨てる)ことに執着する」という
謎の現象が発生してしまうのです。
一見矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、
手放そうとすればするほど
意識が向いてそのことばかり考えてしまうため、
まずは「手放さなくては」という肩の力を抜いていきましょう!
どんな自分とも正面から向き合う
その次に絶対に必要となるのが、
ちゃんと自分自身と正面から向き合って
「今の自分を受け止めてあげる」ことです。
執着をしてしまっている人の多くは
- 今の自分は良くない
- 情けない(かっこ悪い)
- 苦しい(辛い)
- 変われない自分が嫌い
などの自分に対してネガティブな考えを持ってしまっています。
ただ、自分を否定するというのは
今の自分から目を背けることと同じです。
それではどんどん苦しくなって
ますます落ち着いて対処することができなくなってしまいます。
だからこそ
- こんなに執着するほど自分にとって重要なんだ
- 今は深く考えてしまうほどメンタルが弱っているんだ
- 良いか悪いかは別として自分は〇〇を望んでいるんだ
といったように、まずは自分を受け入れてあげてほしいのです。
実際に手放すための動きをするのは
その後からでないとできませんし、
自分を受け止められない状況では
どんな方法も空回って逆効果になることが多くなります。
ちゃんと今の自分を受け入れることが出来れば、
この先自分が何を目指していきたいのかも明確になるため、
それを踏まえた上で具体的な方法の
模索や挑戦をすることが重要ですよ!
「比べる」ことを意識的にやめる
全てに該当するわけではないものの、
かなりの高確率で執着は
何らかの「比較」から生まれています。
例えばですが
- 付き合い始めと現在の状況の比較
- 元カノと今の自分への対応の比較
- 周囲の環境と自分を取りまく環境の比較
- これまでの恋愛と今の恋愛との比較
など、数え上げればキリがありませんが
恋愛相談のプロとして
あえて断言をさせていただくなら、
比べるという行為は恋愛において何のプラスも生みません!
どういった恋愛であっても
日々環境や状況は変わっていきますし、
個人の単位でも考え方や意欲、求めるものなどは
常に移り変わっていきます。
そのため、多くの方が気にしている
「過去がどう」や「周りがどう」というのは、
実は今目の前にある恋愛とは全く関係のないものなのです。
だからこそ、執着を手放したいのなら
「比較しても意味がないからやめる」というのを
意識的に行うことがかなり重要になります。
いきなり比較をしないのは難しいという人は、
ふと比較をしてしまった時に
「でも意味ないから考えるのやめよ」と
意識的に切り替える癖からつけていきましょう!
新しいことや今までと違うことに挑戦する
執着や依存から抜け出す上では
- プライベートを充実させること
- 何か夢中になれるものを見つけること
これらが効果的だとよく紹介されます。
もちろん、それが上手くできれば
かなり効率良く状況を変えていけるのですが、
執着や依存が強ければ強いほど
簡単に出来ることではないのも事実です。
そのため、この方法に挑戦する時は、
「具体的な目標」を立てられて
「意識すればすぐに出来る」ことに絞って
最初は挑戦してみてください。
正直挑戦することは何でも構いません。
「1キロ痩せるために
毎日1つだけ筋トレをする」でも良いですし、
「新しい発見をするために
コンビニでは買ったことのないものを一つは買う」でもOK。
もちろん
- 交友関係を広げるために誘われたものには顔を出す
- 可愛くなるために休みの日は毎日メイクの練習をする
- 節約のために晴れの日は自転車で移動をする
など、本当に何でも良いのです。
とにかく大切なのは
自分でルールを決めて自分で続けてみること!
執着を手放すことが目的であれば、
意味があるかないかではなく
「やってみよ!」という気持ちで始めることが大事なので、
難しく考えずにいろいろ挑戦してみてくださいね!
何に執着しているのかをしっかり把握する
執着を「問題」や「悩み」として捉え、
その解決や改善を目指すというのも
執着を手放す方法の一つです。
この場合は
- 何に執着をしてしまっているのか
- なぜそこに執着をしてしまうのか
- どうすれば執着しなくて済むのか
これらを分析して把握することが重要になるのですが
実は執着を問題として捉えて、
自分の望みを叶えるための努力や改善を始める
という動き方というのも、
執着を弱くする上では効果的なのです。
どんな場面でも言えることですが、
自分の望むものは自分が動かなければ手に入りません。
買い物や旅行でも自分が動いて
お金を払うなどの対価を支払って手に入れてますよね?
ただ、いざ恋愛となると
どうしても感情が先行する形になるため、
望んでいる(執着している)だけで
自分は何もしていないことが多くなります。
実際に問題や悩みとして捉えると、
実現可能かどうかは別として
必ず「解決策」や「打開案」は出てくるものです。
漠然とでは解決しないものも
具体的にすれば道筋は見えてくるので、
執着自体を限りなく失くしたいという方は
この方法に挑戦するのもおすすめですよ!
このページのまとめ
今回のコラムでは
「執着」をテーマに、
恋愛感情との違いや
手放す方法を解説しました。
恋愛相談の現場にいると
- 執着や依存で苦しんでいる人
- 好きか執着かが分からなくなった人
- 過度な執着で関係を壊している人
などを毎日のように目にします。
やはりそのくらい
恋愛は執着や依存が発生しやすいものなのです。
ですが、先ほども少し触れた通り、
執着してしまうこと自体が悪いわけではありませんし、
執着するほど誰かを好きになれたということは
恋愛においては素敵なことです。
むしろ執着心があるからこそ
- ある種のモチベーションに繋がる
- 彼のことを真剣に考えることができる
- 自分を律したりコントロールできる
などといった人もたくさんいます。
結局のところ
執着心と正しく向き合うことが、
手放すことにもお互いに苦しくならないことにも繋がるのです。
現在進行形で執着に苦しんでいる方が
すぐにそう思うのは難しいかもしれませんが、
良くも悪くも執着は「自分の願望の主張」なので、
ぜひしっかりと向き合って
まずは自分自身が受け止めてあげてくださいね!
どうしても苦しくて仕方がなかったり、
どんどん悪い方向に進んでしまうようなら、
誰かの力を借りるのも方法の一つなので
その時は一度お話ししましょう!
次のページでは、
最近相談の中でよくお話をする
「復縁の可能性」をテーマに
お話をしていきたいと思います!
次のページはこちらから